フェスティバルで無料ドラッグ検査キットを配布 オーストラリア・シドニー 


ここ数年の間、シドニーで開催されているフェスティバルでは、若者のドラッグ使用問題が大きく取り上げられてきた。
2016年のFiled Day Music Festivalでは、オーバードーズによる事故や麻薬所持による多くの逮捕者も出ている。

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これから夏になるオーストラリアはフェスティバルシーズンのピークを迎える。
そんな中、ドラッグ問題に対応すべく、今年から「Just One Life」というキャンペーンがフェスティバルで実施されることが検討されている。

この「Just One Life」キャンペーンは、フェスティバルに参加する人々に無料でドラッグの検査キットを配布するというもの。

エクスタシー等のドラックに含まれる物質を検査することで、予想外の物質が含まれた粗悪品や事故を起こしかねない異常に強力なドラッグを予め自分でチェックして検査が出来るようになる。

しかし、あくまでこれは簡易的な検査キットなのでマーケットに出回る新しい物質の検出には対応できないのが問題視されている。

ここ最近の調査では、80種以上の物質が出回っており、危険性のある強力なハイドーズエクスタシーをはじめ、硫酸アンモニウム、抗マラリア薬、ケタミン等、様々な物質が含まれたドラッグがエクスタシーとして売られている事もあるようだ。

近年ドラック使用が原因となる事故は世界中で起きており、イギリスやオランダなどのヨーロッパ諸国では、行政が危険なドラッグの種類や形を公開し事故を未然に防ぐ働きをしている。
そして、今回オーストラリアで実施されるこのキャンペーンの目的も若者をドラックの事故から守ること。

ここ日本でも、得体の知れない物質が含まれている「脱法ハーブ」が出回っているが、それを摂取して事故を起こす人々が後を絶たない。

年々、ドラッグの種類も多種多様化されている訳だが、そこで重要なのはドラッグ教育の実施ではないだろうか。
中に含まれている物質が分からないドラッグを摂取すれば、大きなリスクが伴う可能性があるということ。

極端な例を挙げると、長い爪の中には黄色いカスが詰まっている不潔なシェフが調理する、ドブ鼠でダシを取ったスープのラーメンを自分の口に入れる様なもの。こんなラーメンを食べれば、3日間は腹を壊し嘔吐し続けるかもしれない。

ドラックを使用するのは自己責任だが、どこかの誰かに調合され、どのような物質が含まれているかが全く不明であれば、自分の身体に影響を及ぼすリスクが伴う可能性は多いにある。
そう考えれば、少しは危機感を持てるのではないだろうか。

誰も自ら大きなトラブルに顔を突っ込みたくないはず。


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Source : The Sydney Morning Herald

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