イビサのクラブでは、水が一本1400円!???


さて、イビサへ到着したら、まずはフライトの疲れを取り、美味しいスペイン料理を食べてエネルギー補給した後は、いよいよダンスミュージックの聖地のナイトクラブへ!!

まずは、エントランスで入場料(おおよそ7000円)を払ってクラブの中へ。
そして、乾いた喉を潤すためにバーへと直行。

ドリンクをオーダーすると、バーテンダーの女の子が、少し心配そうにこちらを見つめる。
オーダーしたジャックダニエル・コークがグラスに注がれると、バーテンダーがレシートをグラスの横にサッとスライドさせる。

なんと、ジャックダニエル・コーク一杯の値段は2700円!

初めてイビサのクラブに行く人は、この法外なドリンクの値段に驚くことになる。
ようこそイビサへ!!

モヒートは一杯2600円、ヴォッカレモンは一杯2200円、ビールは一杯1600円、そして、330mlの水のボトルは一本1400円。
これが、イビサのスーパークラブが基準とするドリンク料金だ。

では、なぜイビサのスーパークラブでは、水が一本1400円もするのか、なぜ、これだけ法外なドリンク料金を請求されなければならないのか。

まず挙げられる理由の一つは、イビサ島が地中海に浮かぶ小さな島という事。
世界中からイビサに集まる多くの観光客に提供される食物、水、タバコ、お酒、その他、大抵の物品は、ヨーロッパ大陸から輸入されており、当然、輸送費等のコストも掛かっている。

その上、イビサ島のビジネスは、5ヶ月間の季節限定ビジネス。
イビサは、この5ヶ月の間に12ヶ月分の収益を上げようとする。土産物も決して安くはない。

それ故に、クラブでも、ドリンクは割増料金設定され、これがイビサのクラブビジネスの大きな収入源の一つとなる。また、イビサのスーパークラブのVIPエリアの使用料は、想像を絶するような金額だ。
さらに、クラブオーナーはスケールメリットを追求し、雇うスタッフの人数を最小限に抑え人件費を削り、ワンシーズンで可能な限り巨額の富を生み出そうとする。

それでも、イビサには良心的なクラブはある。
サンアントニオにあるクラブ Eden は、今季、ドリンクの料金を少し低めに設定しているようだ。
ヴォッカレモンは一杯1500円、ビールは一杯1000円、330mlの水のボトルは一本800円程度の設定としている。
日本のクラブで頼むドリンクの料金と比べると、まだまだ高いと感じてしまうが、ロンドンのナイトクラブとは、差ほど変わらない金額設定になるのかもしれない。

しかし、中にはドリンク料金を低めに設定したくても、なかなか実現が難しいクラブだってある。
Pacha のように、最高3000人程しか収容できない中箱クラスのクラブで、ドリンク料金を下げて、David Guetta が出演する ‘ F*** Me I’m Famous! `のようなイベントを開催するとなると、採算が合わなくなってしまう。
Pachaのオーナーによると、David Guettaの一回のイベント出演料は2000万円以上だと言う。

You in Ibiza

 

何はともあれ、イビサのクラブへ行って、日本のクラブや居酒屋にいる感覚で酒をあおると、翌日からは、毎日パンとチーズを食べる事になってしまうわけだ。

 

しかし、それでもイビサには世界中のクラバー達が集まる…

結局のところは、イビサの様な島は、世界中どこにもないからだ。

毎年、世界中のダンスミュージックラヴァー達がイビサのクラブに集まり、凄まじいエネルギーのヴァイヴを生み出す。
あのフロアの熱気は、他のクラブでは感じられないだろう。
皆、それを求めてイビサへ来る。

東南アジアのバリ島のクラブへ行き、モヒート一杯2600円で請求されたら、我慢ならないが、世界のパーティーの聖地イビサなら、少々高いドリンクを払っても、そこは受け入れるしかないのかもしれない。

でも、イビサのクラバー達は毎年こう願う。
「お酒は飲まなくても何とかなるから、せめてお水の料金だけ下げてくれ!」と。

(提示日本円金額は、ユーロからのおおよその換算額。)

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