イビサ 地方自治体が手に余る観光客の急増加


スペイン・バレンシアの東約80km、地中海沖合に浮かぶBalearic諸島の一つ、イビサ島。

中世から残る街並みと遺跡、それを取り囲む美しい自然環境が合わさり、島全体が1999年にユネスコの複合世界遺産として登録されている。

そして、この島は皆もご存知の通りダンスミュージックの聖地でもある。
そんな特別な島だからこそ、世界中の観光客を惹きつけてやまない。

しかし、今、大幅な観光客の増加がイビサ島に変化をもたらしている。

これまで、ヨーロッパの観光地として人気があったのは、ヨーロッパ南東や北アフリカだった。
トルコ、チュニジア、エジプトなど、これらの国々で休暇を過ごす人々が多かったのだが、ここ最近は政治背景もあり、イビサ島および周辺のBalearic諸島に観光客が流れているようだ。

その為、今年2016年にイビサへ訪れる観光客の数は、過去最多を記録すると予測されている。

そこで、懸念されているのは、世界遺産でもある島の環境問題だ。

イビサの地方自治体によると、島は、これ以上の観光客増加の対応には手が回らないという。

自治体知事 Vincente Torres によると:
「イビサ島には限りがある。
飲料水、海水淡水化施設、そして島の道路構造など、この島に受け入れることが出来る
人数のキャパシティーには限界がある。

また、今後、騒音や公害も重大な課題となってくるはずだ。

現在、572km²の島の面積に13,000人の居住者がいる。

おおよそ10万人の観光客を受け入れる公的な宿泊施設のベッド数はあるものの、
島はこれ以上の観光客増加に対応することが難しいだろう。」

つい先日より、イビサ島はECO税制度を設け、島の自然資源を守る働きも見せている。

20年後、30年後、いずれ自分の子供や、若い友人がイビサへ行くことになるかもしれない。
その時は、自分が最初に訪れた時に覚えた、あの感動と同じ感動を覚えて欲しい。

そんな未来の誰かとシェアをする気持ちが、イビサに限らず、美しい環境を守っていく考えの一つとして必要なのかもしれない。

 

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