リトアニア出身のアーティスト TEN WALLSが、差別発言によりCREAMFIELDS、SONAR、その他のフェスティバルへの出演をキャンセル


TEN WALLSは、本名 Marijus Adomaitis として知られるリトアニア出身のディープ・ハウス、テック・ハウスミュージックの音楽プロデューサー。
2014年には、UKシングルチャートで最高6位までとなった名曲 “Walking with Elephants”をプロデュースしているトップアーティストの一人だ。

そんな実力派プロデューサーの TEN WALLS が、ネットに書き込んだ同性愛者への差別発言がきっかけで、ダンスミュージック業界から大きな批判を浴びる事となった。

その問題となった同性愛者への差別発言は、”people of different breed”(異なった種類の人々)。
直訳すると、そこまで攻撃的な言葉と感じない人もいるかもしれないが、この breed(種類、品種)という単語は、犬や動物に対して使われる単語なので、同性愛者を非常に蔑視した表現として捉えられる。

この差別発言は、エレクトロダンスミュージック業界に大きな波紋を呼び、後にTEN WALLSは、自身のコメントについて下記のように謝罪をしている。

「先週、私がFacebookに投稿したコメントは、全く品性が無く、許し難い内容であった。誰かを攻撃する意図はなかったものの、私のコメントが、皆を落胆させる結果を招いた事に対して、お詫びしたい。特に、私の友人および同性愛者のコミュニティーの人々へ深く謝罪をしたい。
私は、今後のフェスティバルへの出演をキャンセルし、一旦ブレイクを取る必要がある。」

エレクトロダンスミュージックは、伝統や形を壊す自由な音楽、未来を表現する音楽など、皆それぞれ、捉え方は違えど、基本は自由の理念の下で、私たちはこの音楽を愛しているはずだ。

音楽を聴いて友達と踊る、嬉しくなる、涙する。
私達が音楽を通して感じるこの感情は、同性愛者、白人、黒人、アジア人、性別や人種が違うと別な感じ方をするのだろうか。

TEN WALLSのように、人に感動を与える仕事をしている人がこの様な発言をするのは、とても残念でならない。

そして、差別や偏見を持つ人間には、このエレクトロダンスミュージックの世界に居場所はないだろう。

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